美瑛小麦のひと / 麦菓堂犬伏謙二さん

2023.6.13

美瑛小麦をつかう人 / 麦菓堂犬伏謙二さん

美瑛町民の食卓とともに、27年。

1996年から現在の場所でパンを焼いています。深夜1時頃から仕込みを開始して、朝7時にはだいたいの種類が揃ってきます。一番人気は「食パン」ですが、お店には30種類以上が並びます。美瑛町民のみなさんや、小学校給食用、やはり観光のお客様も多いですね。

開店当時は美瑛小麦というよりは、「はるゆたか」が北海道産として出てきたばかりの頃。それも北海道産のものが良いと考えて、使ってきました。美瑛小麦（香麦ブレンド）が出来てからは、それをフランスパンにしたり、できるだけ地物を使ってパンづくりをしてきました。
「ゆめちから」を試しに使ってみたときは驚きましたね。生地が全然違うんです。ハリがあると言いますか、食感がとても良くて。それから食パンは「ゆめちから」でも焼いています。「ゆめちからでも」とお伝えしたのは、昔からのお客様も多いので、それまでの粉を使った食パンもあるんです。美瑛町で27年もやっていると、地元の古いお客様の要望もありますので。そんなところも、長いこと商売させてもらっている良いところです。

美瑛小麦には、数種類の小麦がありまして。うちですと、赤麦はサクサクになるのでクッキーにしたり、香麦はフランスパン、ゆめちからは食パンという具合にそれぞれの特長を生かしてパン作りができます。美瑛町内には、たくさんのパン屋さんがありますので美瑛小麦の特長とパン屋さんたちの個性の組み合わせがたのしいと思います。そういったところを観光にいらした皆さんに、ぜひ楽しんでもらいたいですね。

麦菓堂
北海道上川郡美瑛町栄町1丁目2番7号
https://www.biei-hokkaido.jp/ja/meal/tsuboya-biei/