美瑛小麦フォトコンテスト2024結果発表
美瑛小麦フォトコンテスト2024へご応募いただいたみなさま、誠にありがとうございました。数多くの魅力的な作品の中から、審査を経て入賞となった作品を発表します。
美瑛小麦フォトコンテスト2024 入賞作品
グランプリ/輝く穂波(撮影者:洞筒雄太さん)
- 夏の早朝、美瑛の丘陵地帯に柔らかな朝陽が差し込む幻想的な一瞬を捉えた作品です。
- 日の出直後の光が美瑛小麦を金色に照らし出し、大地の力強さと自然の温もりが鮮やかに表現されています。中間部に配置している数本の木立が良いアクセントになっています。
- 美瑛の魅力と大自然の恵みを余すところなく伝えており、見た人の心に爽やかな感動を届けてくれるような作品に仕上げています。
準グランプリ/夏空の丘(撮影者:山谷一央さん)
- 黄金色の麦稈ロールの丘と青空に沸き立つ雲。前景・中景・後景の奥行き、そして光と影、青と黄のコントラストをうまく生かしたまさに美瑛の夏を凝縮したような一枚だ。
- 麦畑の風景のハイライトのひとつである麦刈だが、麦わらを丸めた麦稈ロールはあっという間に丘から運ばれてしまうので、狙った時間帯に撮影するのは案外難しい。
- 斜光と麦稈ロールの長く伸びた影がより印象深い一枚にしている。
入選/夕日に染まる麦畑(撮影者:しばたかつしさん)
- 美瑛の小麦はここ数年で作付け面積が大幅に増えた印象で、7月ともなると丘一面が黄金色に輝いている光景をよく見かけるようになりました。朝夕の光との相性もよく、写真的には最も心踊るシーンでしょう。この作品は、そんな作者の感動が映し出されているかのようです。
- 大きくフレーミングした麦が美しく輝き、上部には美瑛らしいポプラの木々が配置され、画面構成のバランスも秀逸です。
入選/麦秋迎える前に(撮影者:糸賀一典さん)
- 整然と広がる美瑛小麦の畑に、力強く進むトラクターが描く二本の直線がシンメトリーを生み、見事なバランス感を引き立てています。
- 広大な大地に奥行きを与え、小麦の鮮やかな黄色が上手く表現されていて、農作業の営みの美しさを改めて実感させてくれます。
- 農業の力強さと自然の恵みが調和した作品といえるでしょう。
入選/パッチワークの丘の立役者(撮影者:松崎真也さん)
- 黄金色の麦畑も美しいが、青麦の畑も負けず劣らず美しい。麦の成熟度合いや品種によってもその色は微妙に異なり、それが多層的な「青」の風景を生み出している。
- 山々や空の青とも相まって、北国の清々しい夏の風を感じさせてくれる一枚だ。
入選/車窓からの小麦畑(撮影者:市川葉琉さん)
- 富良野線は鉄道写真家にとっては憧れの路線のようで、この場所にはプロアマ問わず多くの写真家が集まっているのを見かけます。ただし、光の具合や風景との組み合わせなど考慮することも多く、そう容易に良い写真を撮らせてはもらえないのも現実でしょう。
- おそらく作者は何度も通い、チャンスを待って撮影されたことでしょう。風景とのバランスも良く良い構図で仕上げられています。